2018.6.6

国鉄新性能電気機関車シリーズ
EF62 サンプルモデル紹介



製品の発売はまだ先になりますが以前より準備していたEF62のサンプルモデルがATM社より送られてきました。何度も繰り返し横川の取材を行っているので当然サンプルモデルも横川の保存機54号機をプロトタイプとしているのでJR化後、晩年のスタイルとなっています。

前面のオデコやスカートの形状、屋上機器など改良点がありますがディテール的には極限まで追求しています。
メーカーのATM共々究極のEF62のモデルを目指して製作致します。



EF62の大きな特徴と云えるC+C台車の再現には相当の拘りがあります。













実車の取材、図面の検討等徹底した調査により模型化図面を作成、その成果が表れています。

オデコとスカートは根本的に作り直しとなります。















抵抗器裏から出る電気配管まで再現しています。



台車に隠れて見えませんが台枠配管類も再現致しました。

引張リンクはカーブ走行の関係で非可動ですがディテールとして正確に再現しています。















台車の下に風道がちらりと見えます。13㎜バージョンについては製作可能かどうか白紙状態です。


EF62,EF63については大きな思い入れがあり、国鉄新性電気機関車シリーズとして本来EF66の後に製作する事になっていました。まだ横川駅にこれらの機関車が留め置かれていたものを取材しています。かなりの資料を当時の製作会社AJINに送る寸前にAJINが変節、インジェクションモデルをそのうち作るという事で話し合いの上、製作を取りやめる事になりました。その直前EF66の模型化図面無断使用のトラブル、DF50の図面の流用の差し止め等ゴタゴタ続きがありました。それから十数年経た今、当時と較べよりアップグレードした品質の究極のEF62に再び挑戦、取り組む事が可能となりました。