ラインナップ NO.14                              2012.6.7

スーパークラシックOJシリーズ 第13〜14弾
国鉄貨車シリーズ
カ3000(2タイプ) 税別価格¥76,800
ツム1000(2タイプ) 税別価格¥78,800
発売予定2012年10月発売予定

TYPE1 ツム1000 1698〜2597 昭和37年〜39年製
TYPE2 ツム1000 1000〜1099 昭和29年製、
       ツム1000 1100〜1697  昭和34年 ツム1 2段リンク化

TYPE1A カ3000 3000〜3100 昭和29年製
TYPE1B カ3000 3101〜3150 昭和30年製

TYPE2  カ3000 3151〜3348 昭和34年 カ2000 2段リンク化

今回は全く同じ形式、タイプ分けで16番でも製品化致します。

TYPE1 ツム1000 1698〜2597 サンプルモデル

戦後を代表する通風車ツム1000形は昭和25〜28年に600輌が製造された1段リンク走り装置を持つツ1の2段リンク版としてまず昭和29年にツム1000〜1099の100輌がツム1と同じリベット組立を多用した車体で登場。昭和33、34年にはツム1の598輌(2輌は事故により廃車)を2段リンク改造の上作用式に改造されている。昭和37〜39年、車体組立を全溶接としたツム1698〜2597の900輌が製造され全1598輌と通風車で最多輌数となっている。昭和60年(1985年)JR化直前までに全車廃車となった。ツム1000は15トン積有蓋車ワム23000/90000の通風車版と云える存在ですがカ3000同様軸距が300o、車体が350oそれぞれ長くなっている。戦後製の標準的有蓋車ワム90000と比べツム、カ共少し長い車体長と軸距、屋根にベンチレーターを載せたツム、少し車高の低いカと特徴ある車体構造に加え大きさの変化と云う面でもこれまでに製作してきたワム70000、ワム60000、ワム90000、ワム80000と並べて2軸貨車における貨物列車に変化を加える事(楽しみ)が出来ます。当社C56との絡みでツム1000を製作したいとの希望企画がありましたが数量がそれだけでは量産するには数が足りないので下廻りの構造に共通パーツが使用できるとメーカーを何とか丸め込み(汗!)製作にこぎつけました。ツム1000の側面、妻面の逆ポケット型ベンチレーターは実物同様にプレス加工で表現。実物同様に下から覗き込むとヌケが有るので走らせるとベンチレーターとして機能します!。庫内もディテール豊かに再現されておりかなりの見物となります。又Type1,Type2ではリベット組立と溶接組立の印象の違いが大きくここは各1輌装備して頂きC56と組み合わせる事がベターでしょう。



実物同様にプレスでスリットを表現。




TYPE1 カ3000 3000〜3150

カ3000はType1とType2でドア部分の側板の貼り方。牛をつないでおく”つなぎ棒”、足踏みブレーキの位置に相違点が有りますが車体側板と床との間の隙間が牛の糞尿による汚れを防ぐ意味でType1aで足踏ブレーキ側側面ドア右側全部。Type1bで両側面全部。元カ2000のType2で足踏ブレーキ側側面ドア右側の妻面等の1/2が塞がれています。



ツム1000とカ3000の床下。細かい部分の相違点まで作り分けを行っています。

OJ 貨車シリーズ次回はワラ1、テラ1を予定しています。