ラインナップ NO.15                              2015.6.19

スーパークラシックOJシリーズ 第16弾

国鉄貨車シリーズ

ワラ1(100〜17464)
スーパークラシックOJシリーズ 第17弾
国鉄貨車シリーズ

レム5000(レム5000〜5850)1964年製 売り切れ
レム6000(レム6000〜6609)1967年製
スーパークラシックOJシリーズ 第18弾
国鉄貨車シリーズ


テラ1前期型/後期型
只今好評発売中
本体価格各88,000円


ワラ1形

国鉄ワラ1、大量17365輌が製造された。ワム90000、ワム80000等と共に戦後国鉄を代表する有蓋車。OJで貨車を企画した当初よりぜひ製品化したかったプロトタイプです。今回念願叶って発売する事が実現致しました。



1960年代から80年代半ばJR化直前まで日本中至るところで見る事ができた何の変哲もない2軸有蓋車ですが、実物が線路上より消え去ってからかれこれ30年も経ってみると不思議と郷愁が湧いてくるものです。年のせいもあるかもしれませんがこのような形式も歴史の一コマとして語られる時代になったと考えます。

例えば来年発売予定のC11に以前発売のワム90000やワム80000と取り混ぜて牽引させてみたいものです。最低2輌から3輌は必要な貨車でしょう。

15t積のワムではなく17t積のワラとしてのボリューム感、デブさ加減が良く再現されています。

ドアや妻面のプレスによるリブの表現等手慣れたもので益々洗練された仕上がりです。妻面上部に設置されたベンチレーターにも注目して下さい。


レム5000形

レム5000は国鉄の最後を飾った2軸冷蔵車です。それまでのものとの差別化を図った幅30pの青15号のラインが特徴でした。

皆さんも経験があると思いますが今から50年近くも昔の事、エンドウさんのブリキの貨車がまだ厚紙の箱に入って200〜300円ちょっとの小売価格で売られていた頃、2カ月に1輌のペースでこつこつと集めてガチャガチャ繋いで遊んでいたものです。実際に遊んだ世代としては思い出は美しいまま取っておきたいものです。
そしてOJや16番で2軸貨車をこつこつ製作してきて気が付いたのですがこれは昔遊んだ記憶を模型製作のプロデューサーとして追体験しているのではないかと感じている今日この頃です。


昔は350円のブリキの貨車もこんな風に見えたものですが21世紀の今はやはりこれしかないです。真鍮工作、技法の粋を集めて作り上げたOJ貨車シリーズは空前絶後の仕上がり具合です。レム5000が本当に美しい。

レム6000




レム5000は国鉄の一冊にまとめられた図面集があります。
屋上プレスリブ、両側足踏みブレーキ付のレム6000に関してはその部分の図面が中々入手できませんでした。途方に暮れている中さるお方より図面をお分け頂く事ができ、正確なレム6000の模型が完成致しました。


奥レム5000、手前レム6000 かなり印象が異なります。





テラ1形




鉄製有蓋車テラ1形、今回ワラ1形を製作するに当たり実物同様下廻りの部品を共通パーツとして多く使用できる事から少量製作致しました。この機会を逃すと発売する事が難しい形式でした。来年テム300を製作致しますのでテラ1と組み合わせて楽しむ事ができます。



写真で側面に入れられた漢字は名古屋局、高崎局を表します。

この形式には個人的な思い入れもあり製品化できて感無量といったところでしょうか。



前期型では妻面の溶接ラインが縦方向センターに入ります。


後期型では妻面の溶接ラインが側面と同じ位置で横方向に入ります。


ドアは実物同様滑車が上にある上吊り式。側面やドアに入るブレ―ス類の半田付組立には一部の狂いもありません。


今回余裕を持った数量を製作致しましたが既にレム5000は品切れとなり他の形式も在庫僅少となっております。お早目にご用命下さいますよう宜しくお願いします。貨車シリーズ年末から来年に掛けてワ10000/12000、トラ35000/90000のシリーズを発売致します。こちらもご期待下さい。