ラインナップ NO.78                              2018.6.24
国鉄/JR EF81
遂にプロジェクト始動!
2019年発売予定
価格未定
予約受付開始

EF81プロジェクトについて
 EF81のサンプルモデルが出来上がってケンケンガクガクやっていたのがもう随分と以前の話のようで時間の流れの速さ感じる今日この頃です。韓国のソウルまで羽田空港から2時間半。帰りはジェツト気流に乗って2時間で戻って来ます。でもパスポートが必要な外国です。24年間仕事を向こうとしていますが中には本当に悪い奴がいて中々判らないものです。私も3回煮え湯を飲まされ酷い目にあっています。しかし「虎穴に入らずんば虎子を得ず」です。研究熱心で真面目が歩いている様な人がいるのも確かな事実です。当店がEF81の取材を田端で行ったのは4年半前の2013年11月13日のこと。サンプルモデルの完成が3年前の2015年4月12日と3年の月日が過ぎています。最初の計画ではEF64の後直ぐに製作にかかる予定でしたが思いがけなくEF65の2度に渡る再生産とそれから派生したEF60,西武E851の製作、ED12とDD51のこれも再生産と間に次々とプロジェクトが挟まれることで計画が伸び伸びとなっていきました。ただEF65も準備(心の準備も)に5年以上時間を要していましたのでEF81も機が熟してきたという感じでしょうか、心の準備も大分出来てまいりました。最近はプロデュースも昔とは異なり何倍も時間がかかり、更に製作期間も長くなってきているので集中力を保つのが歳のせいもあり苦労します。プロデュースを行ったのが2年前とか1年前とか云うパターンで”記憶にございません”状況になる事しばし。時間だけがどんどん過ぎて行きます。EF65,DD51の計100に及ぶバージョン展開も完成。いよいよEF81のまとめにかかります。ATM社では同じくサンプルモデルが完成しているEF15に続きEF62のサンプルモデルが出来上がっています。ED78,EF71,EF66の準備も進行していますのでお尻に火が付いてきています。さあ大変だー。


 EF81は図面において約43バージョンの展開を試みています。これによりほぼ全てのバリエーションに対応して行く事が可能となります。その中からまず国鉄時代の各タイプ,各バリエーションに一部北斗星色、トワイライト、お召し等JRタイプを織り交ぜて製作致します。もちろんメッキ仕上げのステンレス300番台車、JR貨物450,500番台車等は基本を押さえた後の2回目の生産となります。


 EF81をムサシノモデル流のバリエーション展開する上でいくつか問題が有ります。それは、
1.車体の雨樋の縦樋の落とし口の位置が2種類有る。

2.号機によりヘッドライトに庇の有るものと無いものが有る。後天的改造で系統だっていない。

3.改造で汽笛カヴァーの後ろ側に小さな蓋が有るものと、無いものがある。

4.酒田機関区所属機は土崎工場にてランニングボードの脚部に安全柵の支柱受けが取り付けられている。

これら4つの項目の作り分けは極めて困難を伴うものです。EF65やDD51,EF64でも同様の事を行っていますが想像をはるかに超える手間と時間がかかってしまいます。又、タコグラフメーターの有無と機械式、電気式の時代による変遷。JR化後の各社のATSアンテナの車上子の追加とそれに伴う軸箱への発電機の取り付け。更に今まで形状が全く似ていないものばかりだった抵抗器カブァーの75号機以降との高さの違いまでも再現をおこないます。


(0A)国鉄EF81 1号機量産化改造後
1968年12月先行試作の後1970年量産化改造、富山

(1)国鉄EF81 1次量産車 2〜38号機 
1969年新製配置、富山(3,5,7,10,23,25,27,30,32,36,38号機)。 田端(11〜18号機)1980年富山より転入。特急ゆうずる、常磐線旧客牽引

(1A)国鉄EF81 1次量産車 富山34,35号機
1984年頃運転室側窓下点検蓋取付け。

(2)国鉄EF81 2次量産車 39〜46号機
1次型と比べ正面の通風孔が無くなり、テールライトが外バメ式へ変更、ナンバーが一体のブロック式となり、ホィッスルカヴァーは小型化、屋上機器カヴァーが延長された。スカート部20系客車用KE59Hジャンパー栓も廃止され、更に中間台車のローラー外れ防止金具が取り付けられている。 1972年新製配置、富山39号機。当初長岡その後直ぐに酒田(40〜46号機。特急日本海、その他夜行。)

(2A)国鉄EF81 2次量産車 47〜74号機
電暖表示灯を内ハメ式に変更。1972年新製配置、当初長岡その後直ぐ酒田47,48,61〜64号機。酒田49〜60,65〜74号機。

(3)国鉄EF81 3次量産車 75〜100号機
抵抗器カヴァーの取り付け方式変更により30ミリ車高が高くなる。1973〜4新製配置、酒田75〜78,98〜100号機。富山79〜81,95〜97号機。田端82〜94号機。酒田、富山より移動、1980〜84年内郷機関区時代(78〜80号機)。

(4)国鉄EF81 4次量産車 101〜126号機
1974年新製配置,敦賀機関区。1984年富山機関区へ転属(115,117,120号機)

(4A)国鉄 EF81 4次量産車 
1984年、敦賀より富山へ転属した101,119,121号機は運転室側窓下点検蓋取付け改造。

(5)国鉄 EF81 5次量産車 127〜136号機
電暖表示灯が設計変更され形態が変わった。 1974〜1977年新製配置、敦賀129号機、酒田機関区127,128,130〜136。

(5A)国鉄 EF81 5次量産車 133〜136号機、改造により6次量産車同様、全面窓上に一体型の庇が取り付けられた。

(6)国鉄 EF81 6次量産車 137〜143,146〜152号機
1979年新製配置、東新潟機関区。全面窓上に一体型の庇がとりつけられ、スカートの誘導ステップの取り付け方法が外側からのボルト締めに変更された。

(6A)国鉄 EF81 6次量産車 144,145号機
1979年新製配置、東新潟機関区。6次量産車の内この2輌のみ車体前面裾のエプロンが上方に移動して取り付けられている。

(10)国鉄 EF81 81号機 お召し グレイエッチゴム
田端機関区 お召し列車牽引機を再現いたします。1985年4月と5月 つくば万博

(50)JR東日本 EF81 81号機 お召し 現行タイプ 黒エッチゴム 田端機関区。
2014年7月工場出場のお召復元の現行バージョン

(51A)JR東日本 EF81北斗星色 グレイエッチゴム, 田端機関区
82号機常磐線無線アンテナ座無し.86,94,97号機常磐線無線アンテナ座有り。

(51B)JR東日本 EF81北斗星色 黒エッチゴム, 田端機関区
98号機常磐線無線アンテナ座無し。81,96号機常磐線無線アンテナ座有り。

(51C)JR東日本 EF81北斗星色 黒エッチゴム, 田端機関区
133号機全面窓上一体型庇有り,常磐線無線アンテナ座無し。

(52A)JR東日本 EF81 95号機 レインボー色, グレイエッチゴム 田端機関区。 (52B)JR東日本 EF81 95号機 レインボー色, 黒エッチゴム 田端機関区。

(53)JR東日本 EF81 カイオペア色, 黒エッチゴム 田端機関区
89,92号機 常磐線無線アンテナ座 有り

(54A)JR東日本 EF81 グレイエッチゴム
長岡135,139号機1990〜1995年 特急鳥海牽引。

(54B)JR東日本 EF81 黒エッチゴム
青森137,138号機特急あけぼの牽引、長岡150号機2004〜2010年頃特急北陸牽引。

(55)JR東日本 EF81 双頭連結器 黒エッチゴム
136青森〜秋田,139,青森〜田端、141,151長岡 双頭連結器はロストワックスパーツで成功に再現致します。ケーディーカプラーと連結、交換が出来ます。

(56)JR西日本 EF81 ロージピンク色 101,106,107,108号機

(56A)JR西日本 EF81 トワイライトエクスプレス色 43,44号機 抵抗器カブァー低い。

(56B)JR西日本 EF81トワイライトエクスプレス色 104,113,114号機 抵抗器カブァー高い。

(56C)JR西日本 EF81トワイライトエクスプレス色 103号機 EG灯付き
抵抗器カブァー高い。

以上、これから変更等もあると思いますが、EF65と並ぶ国鉄新性能電気機関車の雄、EF81にメーカーのA TRAIN MODELのメンバーと共に全力で取り組んでまいります。