2015.7.5
2015 韓国メーカー訪問記 その2


6月30日〜7月2日 韓国訪問
2カ月振りとなる訪韓。MARSの影響でいつも利用する航空便が欠航中。今回はJALで金浦に飛びました。中はやはり空いている状態でしたが丁度韓国光州市で開かれるユニバーシアードへ向かう学生が乗っていました。ウイルス99.9%カットのマスクをして飛行機に乗り込みました。廻りを見回してもあまりマスクをしている人はいませんでしたが念の為に。


ATM社

ATM社ではEF64の塗装が台車から始められています。床下も第一次船積分の塗装の準備が終了していました。今回のメインの仕事の一つは40バージョンを越すEF64の塗装前の最終チェックと塗装の塗色についての打ち合わせでした。パンタグラフの塗色、避雷器の型式等々細部に至るまで徹底した考証に基いた結果をもってATMスタッフとディスカッションを行いました。今回のEF64と次回作のEF65はバージョン展開が余りにも多すぎて一人の人間がこなしていく限界を越えてしまったのかなぁという感じでとにかく疲労困憊、そういえば前回のDD51も同じ状況だったので次回のEF81ではよくよく考えて事に当たる事にせざるをえないと考えます。EF64のレタリング標記は50通りに上ります。もしEF64を再生産する場合、この際だから1〜79まで全ナンバー制覇をやってまえという感じです。その後少し時間が空いたのでリアルテックで8850の進行状況を確認致しました。




この日仕事中の写真は一枚も無いのでいきなり夜の部です。


豚焼肉、サンギョプサルのお店ですがいつも行く店とは違うので肉の形状、焼き方が違います。

ATM社長 趙 載 吉 氏

いつも当店の細かい(本当に細かい)要求に快く答えてくれるATMスタッフ一同。





JK MODELS

2日目はアートホビーズから独立したウジン氏とC11の打ち合わせを行いました。独立して3カ月、まだ一日も休日は無く事務所に泊まり込み、夜3時間、朝1時間の睡眠でC11と毎日格闘しています。やるき満々ですが体には気を付けてもらわなければなりません。健康が一番。C11のサンプルは会津線の64号機で10月〜11月にサンプルモデルが完成する予定です。価格は50万円代の前半、一応538,000円を予定しています。


アートホビーズ
アートホビーズは先月会社を引っ越ししました。今度は広い工場です。

DD12、DD90の組立を行っています。

DD12のキャブの屋根、サンプルではロストワックスでしたが量産品ではプレスパーツに変更されています。



部品の合わせも抜群で非常にシャープな印象です。

組立中のボンネット。

ボンネット前端部は精密ロストワックス・パーツ。中に入るベンチレーターのフィンはプレス・パーツの組み合わせとなります。

DD12の床下。





やはり部品の組み合わせはピッタリで非常に精度が高いです。









相変わらずコツコツと組立に励む朴さん。


アートホビーの後、ATM趙社長と塗装工場LEE ARTで待ち合わせの上、EF64のペイントチップをあーでもないこーでもないと調合の上、製作。もう一度日本に帰ってから改めてラッカーを調合の上、製作したペイントチップ送る事と致しました。

この日の夜はウジン氏とプレスメーカーの金さんと夕食。




金さんはOJ C62のプレス・パーツを全て担当。現在DD12、OJ,16番の貨車もプレス・パーツをお願いしています。


たまにはという事で牛のステーキを食べちゃいました。
ワインまで飲んじゃいました。


ATM社
最終日、ATM社にての103系の打ち合わせが最重要な仕事です。図面を担当してもらうのはAJIN時代から20年以上当店の模型の設計を担当してもらっている李 京 仁 氏。今では2人のお子さんのお母さんになりました。103系は構想から練りに練ったものでかなり錯綜した内容となり説明するのも質問するのも大変でした。ATM社としても初めての編成物、電車、国電という事で大変な力の入れようです。素晴らしい模型ができるものと確信しています。

EF60の前頭部が早々と出来上がっていました。
デリケートはヘッドライトケーシングの形状が良く再現されています。



<EF64>

ほぼ組み上がったEF64の下廻り。













最終仕上げ検品中のボディ。





キャブインテリア



37,38号機1エンド運転室内に入るATS−P制御装置。

<ED12/西武E52>

来年発売予定のED12のサンプルモデルが完成していました。

このプロジェクト、サムヒュンで進めていましたが途中で放り出されたものでATM社に引き継がれ一段とグレードアップされた模型として登場して来ました。図面担当はDD54,DF200,EF210,EH200,DD51等を担当した李 京 仁 さんです。

まだ実物でいうところのモーターのギヤーカバーが再現されていないので車輪のスポークがシースルー状態になっています。台車と台枠の関係もカーブ走行を鑑みながらもう少し隙間を狭くしていきます。キャブインテリアの背面パネルにはディテールが追加されます。モーターはシチズンマイクロ・コアレスモーター1320で静寂さ、スロー走行、牽引力と申し分ございません。


1989年に発売したコンプリートキットから26年、その間の当店の真鍮モデルの進化は如何なものか。このサンプルモデルが全てを語ってくれています。車体が台枠に対して逆に取り付けられているところはご勘弁を。











 



ED12は追ってトピックスにてご紹介させて頂きます。

この日遅い便で羽田に戻りました。


Fin