2014.8.17
2014 韓国メーカー訪問記 その2


7月12日〜7月15日 韓国訪問
今回の訪韓はサムヒュントレインとの問題(日本でいうところの業務上横領、裏に日本人?がいるので達が悪い)の法律上の最後の残務処理が主なる目的でした。江南と仁川の法務局を行ったり来たりして丸二日を費やしてしまいました。金銭的にだらしのない最低の人間との関係を断つことが出来ました。しかし他人が女と付き合う事に関して全く興味も何も無いがメーカーのおばさんに手を出し結果としてそのメーカーを崩壊させてしまう引き金を作ってしまうとは言語道断。決して許せる事ではない。


ATM社

ATM社では8月に向けてオハ32000系の最終組立の追い込みとDD51初期型の半田付組立終了後の塗装工程に向けてのチェックを行っていました。来年の企画EF64の全てのバージョンの図面もほぼ終了し、EF81の基本図面の細部における修正の問題の打ち合わせ、又DD51のレタリングの最終確認も相談の上終了させました。とにかくタイプ分けの数が多いので途轍もなく時間が掛かり疲労困でした。

DD51のレタリングのチェックをするデザイナーのキムさん。

手前では朴さんがオハ32000を向こう側ではキムさんがDD51の作業を行っています。

オハ32000の窓貼り作業中の双子の趙兄弟のお兄さん。

窓貼りも結構な時間が掛かり大変です。

DD51の半田組立が終わり塗装直前のDD51ボディシェル。一つ一つ丁寧に検品をしてもらっています。


LEE−ART
6月後半にも一度訪韓しており客車の塗装チェックを塗装工場で行いました。

レタリングが終了したスユ二

レタリングの作業中








LEE−ARTにて二人(左右)の李さんとATM趙社長(中央)。



アートホビーズ

アートホビーズではOJ C62の第2生産グループの組立が70%程まで進行していました。恐らく完成するのは11月後半になると思われます。4月と比べ劇的に仕事が進んでいるとは見えません。外注も含め10人程で組立を行っていますが非常に精度を要する上、凄まじい量の部品をそれぞれのバージョン毎に正確に組み付けていく訳で本当に気の遠くなるような作業が続いていきます。デザイナーのウジン氏と組立ラインの朴さんの二人が首っ引きで管理を行っています。




























C62 16号機(糸崎)













OJ C62 17号機(名古屋)













昼はいつも行くところでカルビタンを食しました。
私も韓国に行くようになって20年を越えましたが物価の上昇は凄いものがあります。当初日本円で300〜350円で食べられたカルビタンですがもちろん店による価格の違いはあるでしょうがこの店では8000ウォン(約830円)。日本では長らくデフレが続きサラリーマンの昼食もワンコイン(500円)と言われましたが韓国では食費も右肩上がり一直線。一般庶民の生活もさぞかし大変だと思います。おしなべてコンビ二などでも食料品は日本より物価がかなり高いと感じられます。昔は韓国でも今よりはるかに安い値段で製品を作る事が出来(もちろん品質は今とは比べものにはなりませんが)冒険もしましたが今ではそうは行きません。今韓国で仕事をする理由は世界最高水準の真鍮模型を作る事ができるからです。日本の真鍮模型が世界を席巻したのは1970年代までの話。ドルショック、円高により日本の輸出メーカーは採算が取れなくなり、1980年代にはほぼ姿を消してしまいました。その後、韓国メーカーが取って変わり1990年代からは品質がはるかに向上しアメリカ、ヨーロッパでは高級真鍮模型=メイドインコリアが常識となりました。アメリカにおいては極一部の製品を除き日本製真鍮模型の価格の凋落は昔を知るものにとって心が痛むものです。その韓国も当然、高度成長により日本のわだつみの後を急速に追いかけ真鍮製鉄道模型を製作している事はかなりシビアになっています。サムホンサ、アジンのような大規模メーカーは退場し、今現在我々が取引をしている十人程の工房と呼ぶのが相応しいメーカーが高級真鍮製鉄道模型の最後の牙城となっています。中国ではこのような高度な製品を作る事は難しい。

その日の午後キャブ下の配管を組立中の朴さん




まさに写真と首っぴき状態です。プロもアマチュアも作業工程にそれほど大きな違いがある訳ではありません。プロの凄いところは一本物ではなく、ある程度の数量を一定レベルで揃えていくところです。



キャブの下に付く空気分配弁とそれに付属する部品はエンドビームとブロック状に組み立てたものを本体に取り付けます。こうしないと半田コテが全く入らない訳で・・・・・まさに設計の妙と言えます。

メインフレームの組立指示書。間違いのないように細心の注意を払うウジン氏の仕事振りが良く分かります。