ATM社ではEF62が終了後、現在EF15の組み立てが進行中です。ED17,ED18も既に車体等は組み立てに入っていると思われます。朴社長からは来い来いと要請が有りますが最近は自分の体調や親の介護等も有り中々訪韓する事が億劫になっています。航空運賃も倍以上になっていますしね。
                                                           EF15の製作も車体及び床板の組み立てが終わりました。床板の塗装は既に終了、いよいよ車体の塗装がこれから始まります。
                                                    
                  
特に拘った車体と前面の隅柱R、オデコR、そして車体の正確な断面形状。この3つを美しく再現する為にはお面と車体のピタっと合う正確さが重要です。やすり仕上げでゴシゴシでは美しい隅柱Rも台無しです。私の考える通りの柔らかなRの表現が再現されています。


                                        
        
EF15は意外と優しい表情を持っています。そして車体断面もいかり肩ではありません。ムサシノモデルはここにEF15を製作する意義を見出しています。これも美しさに拘った最も重要な事だと考えます。ATM社スタッフも考えは全く同じです。

          
〇組み上がったキャブインテリア     〇台車廻りに取り付ける部品のほんの一部



 〇ON-OFFスイッチの配線組み立て 

     
〇エンドビーム           〇エンドビーム、シャープな仕上がりです 


〇ガーランドベンチレータ

               
          〇車輪とギャ                               
     
     〇ハンダ組み立てが終了した下廻り
      
  〇ウナギのかば焼き、もとい塗装を終えた床下群 。床板先端の緩くカーブした開口部にネジを通して台車と結びますが床板の下にコイルスプリングを仕込む事で 動輪に掛かる軸重を平均化、軸ばね可動と相まって強力な牽引力を発揮します。                                               


〇デッキ手すりはベリリウム銅入りロストパーツ

    
ATM社は間違いなく日本語で言うところの工房です。昔真鍮製鉄道模型を工業製品と言った人がいましたが物作りに携わった事の無い人です。又、物を作る人を下に見る風潮が有りました。例えば鉄道模型社製品も工業製品ではありません。何時も凄い製品を生み出しているATMメンバーには頭が上がりません。

ATM社では今台車の組み立てを行っています。EF62の台車組み立ての上を行く難物です。世界最高レベルの技術力を持つATM社にしか出来ない芸当です。これからすぐ身のボディに吟味を重ねて仕上げたブドウ色2号の塗装をした、色味をチェックする為の塗装見本が送られてくることになっています。EF15乞うご期待です。

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