ムサシノモデル、ついにアメリカ製輸入電気機関車、1/80での製品化に到達‼。

ED53、東海道線の東京機関区に所属、オハ32000系主体の湘南列車を牽引。オハ32000系は首都圏、関西圏等大都市圏中心に現在における中距離快速列車に相当する使われ方をしていました。東海道線ではED54,EF50,EF52,EF53に牽引されている写真が多数残されている。当時20m級スハ32600系は自ずと長距離列車に使用されていました。


ED19 5号機。ED19は6輌全機飯田線伊那松島機関区に所属。ED18等と共に1976年にED62に取って代わられるまで長く活躍した。

残雪の南アルプスを背にED19にワフ1輌という列車も有りました。5号機は浜松工場で車体前面、側面共に溶接構造に改造されているのでリベットが車体から消えています。ベンチレータは唯一縦の鎧戸。側窓の位置大きさも他号機とは異なります。OJで5号機は唯一製作致しませんでしたので16番ではサンプルモデルを製作致しました。飯田線のED17,ED18,ED19は1970年浜松工場の電気機関車の検修終了により以後は長野工場に引き継がれています。


★過去30年をかけてスイス、ドイツ、イギリス製と黎明期の輸入電気機関車の数多くの製品を送り出してきた当店がOJでは一足早く製品化していたED19 1~4,6号機に加えED19 5号機と更にED53をプラスして製品化致します。何時もの当店製品の様にこれまでとは次元の違う形まで進化しての製品化となります。箕輪町郷土資料館での2度に渡る取材(2回目はRTM社 金 社長も共に)による徹底した調査、写真撮影採寸を行い製作したOJ製品をそのままの形で1/80モデルとして再現致しました。ムサシノモデル輸入電関最後のモデルとして全力で製作致します。

   
   ED53の屋上機器配置は初めて正確に再現致しました。
                          

飯田線ED19ではデッキ上板が追加され広くなっています。


これまでどこも実現出来なかったレール面から屋根までの高さ寸法実機の3445mm÷80=43mmとし、腰の落ちたED53/19のプロポーションを16番で初めて再現致しました。右は1980年代発売の燕堂製のED19 1号機、これまで製作されたED19/ED53で最もまとまったプロポーションを持つ。写真のサンプルモデルはこれから多くの改良点が加えられて行きます。

下回りの台車の幅はアレンジの上で最小限にとどめています。カーブ走行は各所への工夫の上ダイレクトSカーブR610を通過可能と致しました。モーターはシチズンマイクロ1319Wを使用。左のED18は1999年発売の当店製ED18mark1です。車高3585÷80=44.8mm,車体巾は2600÷80=32.5mmと正確に模型化。狭い車幅のED17/18の製品化としては何と初めての事でした。ED19は車高3445÷80=43mm,車体巾は2770÷80=34.6mm。こうして正確に模型化の上で並べてみるとそれぞれの特徴が良く判ります。

ED53及びED19 6号機のオリジナルタイプ サイドベンチレーターは別部品をはめ込んで立体的なニュアンスを付け加えることでこれまで製品化されてきたエッチングによる表現と比べはるかに立体的となります。
         
OJでも苦労したED53及びED19 6号機のベンチレータ。今回も苦労致しました。右がサンプルモデルと同じトリプルエッチングで表現したものです。左が更に改良の上で量産品に採用する方式ですがエッチングパターンはやはりトリプルになります。
      

ED19 1,2,3,4号機のサイドベンチレーター。
  
キャブインテリアと機械室内ディテール。


TypeA  ED53 3~6号機 東京機関区、東海道線時代 


TypeB  ED53 1,2号機 お召機、 東京機関区


TypeC  ED19 1~4号機 仙山線 、作並機関区

★1970年代、飯田線でのED19 1~6号機の姿を細部まで完全に作り分け致します。ヘッドライトの取付位置、デッキ、エンドビームの部品の取り付け位置の差異、ジスコンバーや配管の差異、台車の砂箱の形状の違いと取付位置、オイルポンプの有無、車体のリベットの位置の有無、正確な号機ごとの表記等々徹底した作り込み作り分けを致します。
             

TypeD-1  ED19 1号機 飯田線 伊那松島機関区

             
TypeD-2  ED19 2号機 飯田線 伊那松島機関区

             
TypeD-3  ED19 3号機 飯田線 伊那松島機関区
              
TypeD-4  ED19 4号機 飯田線 伊那松島機関区


TypeD-5  ED19 5号機 飯田線 伊那松島機関区
            
TypeD-6  ED19 6号機 飯田線 伊那松島機関区


奥からED19 1,2,3,4,6号機。写真はOJ ED19ですが16番でも同様に正確に再現致します。


オール真鍮製で正にブラスモデル。車体と台車、下廻りのバランスが絶妙でその一体感が素晴らしいです。改めてED53/ED19のスタイリッシュさを感じます。




ED53,仙山線時代ED19に使用するウェディングハウスパンタグラフ。








機関車重量は目一杯詰めて430グラムになります。

ED53/ED19の発売は来年の夏を予定しております。ご期待ください。又、近日中にご予約を開始させて頂きます。

★アメリカ、ウェスティングハウス/ボールドウィン製のED53/ED19の16番での製品化は当店の長年の夢でした。一方でジェネラルエレクトリック/アルコ製のED11は西武鉄道の横瀬で、ED14は近江鉄道の彦根にてATM社メンバーと取材を行いED14については精巧な模型化図面まで出来上がっています。しかし円安に加え資材の物価高騰等が重なり残念ながら製品化は難しくなっています。EF51も同様の理由です。ED53を製作するのでほとんどの部品は共通で使えます。車体と台車、デッキ部分等を新製する位の事です。しかし生産数と製造原価が釣り合わなく製作はほぼ不可能です。当店は人気が有り必ず売れるもの以外にそこから大きく外れた機種も積極的に製品化してきました。いや、後発故にそうなったのが実情ですがそこで力を付けて来たムサシノモデルです。改めて残念です。

 

戻る